潮時が来ない

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従弟とGCとおねえちゃんと


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64と突然の別れを経てして、
ぽっかり空いたゲームラックに新入り登場。

 そう、ゲームキューブ。 
 そう、どうぶつの森

 


併せてゲームボーイアドバンスも出て、
あのゲームボーイカラーのカワイくない紫(ごめん)
ミルキーピンクへとカワイくなった。
これらはまた別の機会に。


前回登場した従弟の下にもう一人の従弟がゲームを与えてもらうようになった。
トイざラスでゲームキューブのソフトをうんと悩んで購入したんだけど、
その時はなくなくの選択肢だった。

私とゲームキューブ、今回は巨人のドシンについて。

http://www.nintendo.co.jp/ngc/gkdj/index.html

 

巨人のドシン

巨人のドシン

 

 

今でもね、思うの。なんでこのチョイスだったのかなって。
おおむね“南国アクション”って響きと、巨人の優しそうな目に惹かれたんだね。
 


起動します。
舞台は、島。朝日が昇って一日開始。
巨人登場、巨人(サイズ小)。
探索すると住人が噴出しで合図。たすけてーって
たすけるとハートがもらえます。ちゅっ(効果音)。
地面をアゲて、サゲて、運んで、整えて。
サイズの変化につれて緒川たまきさんが褒めてくれるんだよ。 癒し。
ただ、大きくなると頭見えないし住人踏む率上がる。
 
人を踏んだりするとドクロをもらっちゃう。
これはアクマがおっきくなるもの。
私はアクマとドクロが嫌でほぼ使わなかった。

島の暮らしには住民の反映とか資源とか色々あるんだけど、
私のトラウマは災害だった。
もう災害起こるたびに泣いてた。
そして日が暮れると、一日が終わる。

泣いたり
怖かったり
…でもやってた。
クリアするまでは終われないのだ…!




クラスでゲームキューブの話。
巨人のドシン」は、なんと誰も持っていなかった。
話を聞きつけた男子グループが、なんと
「それ、やりたい!」と家まで遊びに来て、私が解説しながら彼らがプレイするという自体に発展した。
(今思えばすごいストーリーだなと思う。)

だんだん減って、ただ1人、クラスの男の子が週に1度家に通うようになった。
私が横で見て、会話しつつ、彼は熱心に島のモニュメントを進めていく。
(今振り返ると本当に凄いことだと思う。)
トラウマの災害時に、彼は淡々と処理してくれるヒーローだった。
2人で遊んでることがヒソヒソされず、
2人で遊んでることは当たり前になってきた時。
モニュメントがあと1種類まで、揃った。 
つまり、もう少しってとこまで達成された。

彼が帰る時。
 「楽しかった。ありがとう。あとは、カナコが気の向いたときに進めてさ、どうなったか、教えてよ」 
お母さんにいつものように挨拶して、彼は帰宅する。
その日を最後に習慣は消えた。
クラスに惚れた腫れたの、男子と女子の性差が浮き彫りになりつつあり、
学年も上がり、クラスが離れ、接点がなくなって。

卒業までにやろう、と思ってた。
そう、思ってたんだけど。


下の従弟が遊びに来て、「巨人のドシン」に興味をもった。
(…あとは分かるだろうけどね)
遊びたい盛りでもう、完成間近だったデータが、ドクロに、更地に変わってく。
あっけないものだった。
そして帰り際、ゲームを握って離さない。
私は、従弟の前では最年長の“おねえちゃん”だ。

  「あげるよ。クリアしたら、教えてね」


卒業式も、同じく進んだ中学も、彼とゲームの話題をすることなく
従弟も様々なゲームに夢中になるうちになくなったようで、 
私は巨人のドシンのエンディングを知らない。
私は見ずして過ごすと思う。
私は、それでいい。


私と巨人のドシンの、思い出。 
でもいつか、その先を知りたいものです。
きっとそれも巡りあわせ


、