鎧を無事誂え、約束していた典雄の元へ。
今回は典雄之譚・浮世草と、その後の道中。
最後の僧兵。
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▼典雄之譚
連れ帰った法心と典雄が言い争い中
法心の考えは、叔父上の誉れみたいに解釈しています。
やっぱり仲裁にまわる仁さん。
法心「ですが殺生はできません」
法心にとっての誉れ…つまり殺生をしないことは彼の生き方。間違いではもちろんない。
ただ、対・蒙古には夢物語のように思える。
法心の殺生をしない誓いは、自ら背負い込んだものなのかが気になります。
典雄が言ったように、村の人々は助かりたいと思っている、と私も思います。生き延びたのだから
確かに、典雄の意志はどこだろう。
今の典雄を突き動かす原動力、本人は気づいていないけれど【僧兵としての怒り】だよね。
典雄にとって、兄の後をついていくのは本当に幸せだったんだろうな。
▼浮世草「霧に潜む亡霊」
殺生役は仁・典雄が。法心も民と共に隠れていて欲しいのですが、
法心「殺生はしませんが、逃げもいたしません」
…ということで、なんとも負担の大きい防衛戦へ。
ここが赤島の村でよかった、至るところに香炉があるおかげで紛れることができそう。
仁一人で囮になろう作戦を伝えるとハリキリ典雄が共闘を持ちかけてきますが、ちゃんと周りは見えているかな…
囮になろう作戦、一回やり直しました。
典雄が耐える寺に駆けつけ共闘するも、
戦いを終えた後。
▼一夜明けて
おもむろに口を開く典雄。
結局のところ、法心は自分の誉れを全うした。
そりゃ、戦いの場に非戦闘民がいるのは邪魔じゃない?と思ったけど
きっと法心は誰に対してもそうだったと思うけど、知った仲である典雄を助けることを選んだ。
前線に立ってたんだね
典雄は自分の状況を整理するように語り出す。
土牢の覆いが外されるたびに仲間が殺される日々
酒の匂いのする兵が手を掴んで引っ張られた時に、
兄が飛び掛かってくれたこと。
遺された者として、ずっと考えていく。
その環境は、仁さんにも通ずる。
自分なりに受け止められる仁さんがいい。
決して押し付けではなく、導くように語るところ。
【お主ら】という言葉をしっかり選んだところが流石
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