鎧の飾りがムービー中に激しく光ること多々。
今回は寄り道程度の浮世草と、過去にやった浮世草を思い出してます。
家族っていいな。
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▼浮世草:富貴は浮雲の如し
「流民の野営で騒ぎが起きている。今はお互いを助け合わねばならぬ時。どうにかせねば。」
叫んでいた男は家族を探していたようです。仁さんの「名があるからなんだというのだ」という台詞は、驕(おご)らない人柄を表していて好き。弱き立場の民を救うという誉れを抱くのは立場として見下しているのではなく、なんとか助太刀しようという意欲によるものだと私は解釈しています。
なんでも島から出られる船を出す仲人がいるそうで、大枚叩いてみたら乗るはずの家族がいなくなったそうです。蒙古がいっぱいおる海から出られるというのは上手い話ですね…。この商人(三郎)では怖がらせてしまうとのことで、仁さんが仲裁に入ります。
…結果として仁さんも恐れられる存在だったわけですが、知っているかもしれないと噂の朝太が逃げてくれたことで発見しました。脅され、口止めされていた模様。仁さんは守ってやる、という言葉を残して黒幕退治に向かいます。
訳を聞くのは本当に大事(記事末尾の余談で後述します)。
吾作の鎧フルセットお気に入りです。菅笠衆、またお前らか!
間一髪のところで救えた民の中に、妻子はいない様子…
そっとけん玉を持ち帰り、三郎知らせてやります。
仁さんはたとえ無礼な態度を取られようとも、きちんと窘めることができる人格者ですな…。もっとも、いいところ出のお侍に無礼な物言いをされる機会が少なかったのかもしれませんが。
戦乱の浮世草では、どうしても報われない結末が多いです…。何事も約束できませんからね。
▶︎後日譚
あの日以来、三郎は自らの行いや私服を肥やしたことによる過ちを振り返っていたようです。
死を弔い、悟りを開こうとするのも一つの己の道ですな。
▼浮世草:賊は何も知らぬ
娘(くめ)を捜す母親に出会った仁さんは、ふと自分を探す母上の姿に重なり協力を申し出る。
聞き込みをするも菅笠衆には「金を払ってくめと呼べばいいじゃないか」なんて言われる始末。痴れ者め。
そんな中こっそり耳打ちしてきた菅笠衆に警戒しながら話を聞きます(騙し討ちとかなかろうな)。
疑ってすまなかった。きちんと話のできる牢人でした。どうかこの卯麦の里から出ることなく、敵対することなく過ごしていてほしいものです。斬りとうない。
いなくなったくめは母には内緒で、母の為に出稼ぎをしていたなんてもう…。見つけたら、馴染みのあなたに任せるね。
案の定くめの出稼ぎ先には賊がうじゃうじゃ。先にくめの居場所を確認しようとしたら、連れて逃げる話になってしまい大苦戦しました。
賊が人をおびき寄せる為の囮に使われていたようです。帰ろうとすると(前述した)痴れ者の菅笠衆が立ち塞がります。いや待てよ。あの馴染みの菅笠衆は無事なのか、気がかりでなりません。
母は強し。牢人に話を聞いてここまで来たと。その後に痴れ者の菅笠衆が来たとしたら、馴染みの菅笠衆が心配です…。とはいえ、親子が並んで帰路につく姿に胸が熱くなりました。政子殿、あなたも母ですね。
▼余談:過去の浮世草の話
あんまりにも結末にポカーンとしてしまって写真すらないのですが、厳原の浮世草に「籠の中」というものがあります。
すすり泣く女に話を聞けば「賊にありったけの食糧を奪われてしまった」と言うのです。仁さんは取り返しに向かおうとするのですが、何故か「賊は殺さないで」と言われます。
私は言いつけ通りに隠密して米俵だけを奪って帰ったのですが、なんと女から奪われた食糧ではなく、賊からただ奪っただけだったのです。思い返せば、賊が「余分に盗むほど落ちぶれていない」等の会話もありました。
女は「賊からならいい」・「殺さなかったからいい」と言うのですが、この女に加担したことを私は後悔しました。それ以降、第三者の発言もなければ信じられそうにありません(笑)。
今回はここまで。
次回は…主要人物のサブクエへ。
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